クラッシュロワイヤルのAPIが公開された話
はじめに
今週はじめにクラッシュロワイヤルのAPIが一部公開されたことがクラッシュロワイヤルの海外版アプリ内の告知で発表されていました。 それについてどれくらい使えるものだったのかと思ったことについて書きます。
公開されたもの
APIはこちらでユーザー登録をすることで使えるようになります。
現時点で取得できる情報は以下の一覧のようです。
クラン情報
- クランの検索
- 任意のクランの詳細情報
- クランメンバーのリスト
- クラン対戦の戦歴
- 現在行われているクラン対戦の情報
プレイヤー情報
- プレイヤーの詳細情報
- 今後手に入る宝箱のリスト
- 最近のバトルの戦歴
トーナメント情報
- 全トーナメントの名前
- トーナメントの詳細情報
カード情報
- 全カードの情報(コスト、アイコン、Maxレベル)
地域情報
- 全地域のID
- 特定の地域の詳細情報
- 特定の地域のクランランキング
- 特定の地域のユーザーランキング
- 特定の地域のクラン対戦ランキング
できそうなこと
基本的な情報はすべて取得できるようです。 取得できない情報を探すのが大変なぐらい公開されていそうでした。
中でもびっくりしたのが、他のプレイヤーの戦歴を見れることです。 試合自体はオープンに行われており、誰でも観戦は自由にできるゲームなので公開しても問題ないのかもしれませんが、クラッシュロワイヤルはプロプレイヤーも多くいるゲームなので、そのプレイヤーたちのデッキであったり戦歴を見れるのは非常に嬉しいです。 これを使えば、有名プレイヤーたちのデッキの傾向や戦歴の分析ができそうです。
思ったこと
おそらくゲームのAPIを公開するというのは非常に珍しいのではないかと思います(他ゲームで公式で公開されているものがあれば知りたいです)。 公式サイトにも書かれていますがAPIを公開することで熱心なユーザーが自発的に便利なアプリやサイトを開発してくれれば、そのゲームをやっている人はよりゲームを楽しめるようになり、それ自体が有名になればそれらのサイトやアプリをきっかけでゲームを始めるような人も出てくるようになると思います。
ニコニコ動画のようなユーザーによる盛り上げによって自然と人気になるスタイルは非常に良いと思いますし、今回のクラッシュロワイヤルのAPI公開はそれを促す施策として非常に効果的だろうなと思いました。 ゲームは広告やSNS運用で集客をするのが当たり前になっていると思いますが、このような熱心なユーザーを利用しての集客方法もあるのだなと新しく気づかされました。
まとめ
少し試してみたところ、有名プレイヤーの戦歴やどんなデッキを使っているのかも見れるようだったので有名プレイヤーたちのデッキの傾向や戦歴を見れるようなアプリを作ってみたくなりました。 こういったものが公開されるゲームが増えるとユーザーの熱によってゲームコミュニティ自体が広がって行くと思うので、どんどんやってほしいなあと思いました。